最近の「るりるり」'96 上半期

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Last Modified '96/08/13
 3月21日…静岡市民会館
デビュー6周年という記念すべき日に「blue to blue」ツアー最終日が重なりました。年度末の平日に延期されたということで動員が心配されましたが、1階席はほぼ満席、2階席も半分以上は埋まっていたようです。 前半は客席のノリもイマイチでしたが、衣装替え後の「倦怠期」からはだんだん盛り上がり「泣くだけ泣いたらおやすみ」「早くしてよ」では最高潮に達しました。とても静岡で初めてのライブとは思えないほどの盛り上がりでした。ライブ終了後、デビュー6周年&ツアー終了ということで、その筋では有名な方々の掛け声で三本締め&万歳三唱&エールが行われました。
--------- MCより -------------------------------------------------
え〜、今日はですね。「blue to blue」ツアー最終日でもあるんですが、もう一つ私にとってうれしい日でもあります。6年前の3月21日に私のデビューシングル「プラスチック・マン・ライフ」が発売されて、今日でちょうどデビュー6周年になります(場内大拍手)。どうもありがとう。このツアーでずっと「デビュー5周年」て話してきたのに、こんなに長いツアーになって(笑)6周年になっちゃいました。皆さんもご存じの通り、今日のコンサートは本当は1月30日に行われる予定だったんですけど、その日は9度5分も熱が出て身体もブツブツブツブツーって感じで…。静岡でライブをやるのは初めてだったので生半可なものは見せられないなぁ、ということでわがままを言って延期させてもらいました。今日はデビュー6周年ていうこともあって「プラスチック・マン・ライフ」を唄いたいなぁ、と思ったんです。でも今回のツアーではやってないからどうしようかなぁ、って考えて…、今日はアカペラで唄おうと思います(場内大拍手)。
 2月11日…渋谷公会堂
私が会場に着いた4時頃はそうでもなかったのですが、開場時間が近づくにつれ寒くなってきました。開場前に入口のところでグッズの販売があり、FINAL限定のテレホンカードが増えていました。延期になった新潟、静岡公演の立場は…?会場に入るとたっくさんのビデオカメラが入ってました。そういえば、WOWOWで放送するってSOMIDOホールのイベントで言ってたっけ…。客席は、私の席(1階席真ん中右)から見える範囲では満員でした。ノリも12月のNHKホールよりよかったです。
--------- MCより -------------------------------------------------
(スタッフが弾き語り用のピアノを準備、久宝さんがドリンクを飲んでいる間、「体は大丈夫〜?」「元気になった〜?」などの声が飛ぶ中)ありがとう。もうすっかり元気になりました。今回、デビューしてから初めて、仕事に穴を開けちゃって…。 前から何か体調が変だな、と思ってて三日目ぐらいかな、朝起きたら(胸の辺りを示しながら)この辺にブツブツがいっぱいできてて…。どうしちゃったんだろうって思ってね。嫁入り前だし(笑)、一番大事なところですから。で、すぐにお医者さんへ行こうってことになって、皮膚科が一番いいだろうっていうことで皮膚科に行ったんです。そしたら、「これはダニに刺されたんだ」って言われてね。(場内爆笑)いや、ここはそんな、笑うところじゃないんですけどね。

「でも体もだるいんです」ってことも言ったんですけど、ダニだって診断されて…。納得しないまま、その日はコンサートをやったんですけど。東京に帰ってからも日に日にそのブツブツの範囲が広がってきて、しかもかゆいんです。それで静岡でコンサートをやる日についに顔にまでブツブツが出たんです。熱もあって体もすごくだるくて、また医者へ行って…。病院のハシゴのように何軒も行ってたんですけど4軒目かな、やっと水ぼうそうだって診断されて。私としてはどうしてもコンサートをやりたかったんですけど、顔にもブツブツが出てるしどうせやるならベストのものを観てもらおうっていうことで延期になりました。私の場合、顔が命ですから(ヤヤウケ)。コンサートの延期が決まってすぐに東京へ帰って眠りました。目が覚めたら7時半ぐらいで、あぁ本当だったら「男」とかを唄ってガンガンに盛り上がってる頃だなぁ、って思ってました。

その次の日が一番ひどかったなぁ、朝起きたら、視界がぼやけてるの。うちってこんなに広かったっけ、って思うぐらいトイレが遠くて。熱を計ったら9度5分!生まれてからそんな熱を出したのは初めてでした。手を縛り付けたり…はしませんでしたが縛ってるような気持ちで、顔だけは掻いちゃいけないって必死で我慢しました。体にはまだ痕が残ってるんですけどね。今朝も母親と話してて「きれいに治ってよかったわね」って言われたんで「でもこの辺(胸のあたり)には残ってるのよ」なんて言ったら「まあ、いいんじゃない、ヌードになる訳じゃないんだし」って…(笑)。 きっと一生ヌードになることはないと思いますが…。
聞いた話によると、大人になってからの水ぼうそうってのは診断が難しいらしいんですね。何事もやるべきときにやっておかなきゃいけないなって思いました。

これから唄うのはファースト・アルバムに入っている「とれたての笑顔」という曲なんですが、私にとってとても大切な曲です。東京へ出てきて笑うことを忘れかけてた時期があったんですけど、とれたての野菜のような、新鮮な笑顔を忘れちゃいけないな、って思ったときにできた曲です。

この前、兵庫でコンサートがあったときに一日時間があって、神戸へ行きました。小学校や中学校にも行きました。目をつぶってても行けるぐらいよく知ってるはずの道が、何か違うんです。あったはずの家がなかったり、いきなり空き地になってたり…。TVで神戸の街が映ると「もう元気だ、ガッツだ!」なんて明るい顔が見られるようになりましたけど、私が実際に神戸に行って思ったのは、電車に乗っている人も街を歩いている人もまだ元気がないなぁってことでした。
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いやぁ、まさかまさか…、驚きました。久宝さんの口から「ここは笑うところじゃないんです」なんて言葉が出るとは…。 思わず目頭が熱くなり胸に熱いものがこみあげました。この「blue to blue」ツアー、あちこちの会場で「皆さん、ここは笑う(ウケる)ところです」と言っていた久宝さんと同一人物とは思えませんでした。ところでMCから推測すると、1/28の加古川では既にダニに刺されて、もとい水ぼうそうの症状が出ていたんですね。

 1月28日…兵庫・加古川市民会館
約1000人収容のホールも2階席後方は空席で、900人ぐらいの入りでした。他の会場と比べて女性のお客さんが多いなぁ、と思いました。地元兵庫での、震災後初のコンサートだったので目茶苦茶盛り上がることを期待して遠征したのですが…。客席は随分おとなしく後半になってだんだん盛り上がってきましたが、2階席の半分ぐらいは最後まで座ったままでした。MCの途中で「始まったときからず〜っと手を振っている人がいるんだけど、唄ってて気になって…」とか「そこの人たち、ずっと話してるんだけど(話しかけてくるけど?)、私がしゃべってるんだから…、(人の話しは)ちゃんと聴きましょうって学校で習いませんでしたか?」とか、笑いながらではありますがいつになくキツイ言い方をするなぁと思っていましたが、もしかしたら同級生のお友達が来ていたのでしょうか。
--------- MCより ---------------------------------------------
一昨日、広島でコンサートがあって昨日は移動日でした。それで、スタッフの女の子たちを連れて5人で神戸へ行きました。震災後、三宮までは仕事で行ったことがあったんですけど、実家の辺りまで行ったのは初めてでした。「blue to blue」ツアーをしようということで、(「blue to blue」の唄の中に出てくる)黄色い映画館や須磨の海へバスガイドのようにみんなを案内して。小学校や中学校も行きました。今でも震災の傷痕があちこちに残っていて、復旧はまだまだこれからだなぁと思いました。
私が中学校か高校の頃に、須磨の海の砂浜に歩く道ができたり、丸い屋根のついた椅子ができたりしてデートスポットらしくなったんです。で、スタッフの女の子たちに「夜はアベックがチュッチュしてたりするんだよ」なんて説明してたら昼間っからチュッチュしてるアベックがいました(笑)。アベックを見てて気がついたことがあるんですけど、最近って男の子の方が(首を傾けながら)こうするのねぇ。私が中学や高校の頃は女の子が(首を傾けて)こうしてて、私もそうしてたんだけど、最近は二人で座っていると男の子の方が女の子にもたれるのねぇ。ちょっとカルチャーショックでした(笑)。
カップルといえば、最近はパチンコ屋さんにも「カップルシート」っていうのがあるらしいですね。片方はよく出て、片方はあんまり出ないらしいんですけどね(笑)。私のコンサートで演奏中にチュッチュしてるカップルがいた、という話を聞いたんですけど(笑)、カップルで来るお客さんが増えてきたら私のコンサートにも「カップルシート」っていうのを作ろうかな(ギャグだと思うがウケなかった)、なんて思ったりしました。「カップヌードル」みたいですけど(さらに続けるがウケず)。あまり反応が無いってことは、カップルで来てるお客さんが少ないのかなぁ?
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最近久宝さんの「ギャグになってないギャグ」も有名になってきたのか、「これはきっとギャグなんだろう」と気付いた人が気を使って笑ってる場合が多いような…。

 1月21日…SOMIDOホール  
SONY MUSIC ENTEETAINMENTと新星堂の共同のイベントがありました。応募要項には200人招待と書いてあったにも関わらず、知人には400番台後半の整理番号の入場券を持っている人もいました。実際の入場者数は200人ちょっとだったと思います。ホールの前の方に椅子が100人分ぐらいあって、後ろの方の人は立ちっぱなしでした。司会はミュージック・スクエアでお馴染み、中村貴子さんでした。 イベントの内容は、1.ビデオ上映、2.トーク(質問コーナー)3.サイン入りポスター&オリジナルウォッチ争奪○×クイズ、4.歌でした。 ビデオ上映はプロモビデオや、アルバム、シングルのCMが流れました。中村さんが「久宝ヒストリー」と紹介したので「プラスチック・マン・ライフ」や「キャンセル待ちじゃない」などのプロモも流れると思い、笑う準備をして待っていたのですが、残念ながら「男」以降のものしか流れませんでした。久宝さん本人も「もっと昔のが流れるかと思ってドキドキしてた(笑)」と言ってました…。質問コーナーでは、入場時に集めた質問用紙の中から5人の質問が選ばれました。


ちなみに、それぞれの答えは
○×クイズは無茶苦茶難しい問題はなかったのですが、「さよなら」のカップリング曲は「二人だから」である、という問題で私は落ちました。ホームページを作ってるヤツがなんでディスコグライフィーの問題を間違えるの?と知人に突っ込まれたのはいうまでもありません。最後に残った5人が久宝さんから直接(握手付きで)賞品を受け取りました。最後にカラオケで、「プライド」「コンクリートジャングル」を唄って終了しました。
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