最近、全国各地でファン主催のあんべライブが行われていますが、その走りとなった“はっぴぃーす”主催大阪ライブの第２弾でした。

“石炭倉庫”という名前から想像していたイメージよりずっと綺麗な建物でした(^^;)。 オープニングは「大阪 My Love」これは予想通り。ところがその後は「Fair」「HEART BEAT」「ロングラン」「風のモント」と続き、まるで普段のライブの終盤を観ているようでした。

今日は客席の顔ぶれもいつもと全然違って、自分とあまり変わらない年齢の人から飽きちゃわないかなぁという年齢の人（子供）まで幅広い人が来てくれているので、皆さん全員が楽しめるような曲をということで曲順を変更したりして…（と言いながらギターからカポを外す）、このＯ型の性格が…（と話し続ける間に子供がぐずり出したため）じゃあ、子守り歌代わりに（と言いながら再びカポをはめる）

また、この日のMCで重大発表がありました。昨年11月岩手県民会館でのソロデビュー20周年記念コンサートに引き続き、今年も大きなコンサートがあるそうです。時は11月6日、場所はなんと15年振りの中野サンプラザ、ゲストは飛行船！本当に楽しみです。

アンコールでは今年の高校総体のマスゲームのために書いた曲に詞をつけた「青空のパレード」も初公開（？）。ダブルアンコールでリクエストを募ったところ、

客「３６５日！」
あ「え、さっきやったじゃない」
客「もう１回聴きたい。今日初めて聴いたんですけど、すごく気に入りました」

ライブ後は会場に残ったお客さん＆スタッフと打上げをして、翌日の岩手放送生出演（しかも昼間）のために夜行バスで帰京したあんべさんでした。

• 「青空のパレード」は初め自分が唄う予定だったけど、『女子高生に歌わせたい』という岩手県の強い要望で変更になった。といっても岩手の高校生が歌うわけではなくて、ミュージカルをやっている女の子とアマチュアの高校生たちでレコーディングをした。他の人のレコーディングに作者として立ち会ったのは初めてだったけど、ミキサー卓の各トラックのフェーダーの下に貼るテープに『女子高生』と書いてあって、それがこの…なんというか…（ここで客席から「おやぢぃ〜」の掛け声）そのフェーダーに触りたいような触りたくないような、不思議な感じだった。トラックダウンが進むにつれて新しいテープが上から貼られて、その度に「女子高生」の文字がだんだん消えていって淋しかった。
• インターネットって自分はよく知らないんだけど、最近「隠れあんべファン」だった人がインターネットで「表あんべファン」としてデビューする、ということがよくあるらしい。インターネットで情報を流してほしい、という声もあるみたいだけど、こうやって生で会えるのが一番だよね。
• 盛岡に「ぴょんぴょん舎」という冷麺のおいしい店があるんだけど、そこのイメージソングを作ることになった。それで先日、社長のピョンさんの故郷の韓国の済州島に取材のために行ってきた。ぴょんさんの両親のお墓からは海が見えて、その向こうには日本が見えた。その景色を見て、「もし自分がこの島に生まれていたら、きっと海を渡って日本で自分を試したいと思っただろう」と感じた。
• 会場のすぐ前にある安治川には、対岸に渡るための地下道があると聞いてさっき通ってみた。まずエレベーターで地下に下りて地下道を渡るんだけど、そのエレベーターにはちゃんと運転士がいた。大阪市交通局の人だったけど、大変な仕事だよね。

演奏曲目
1. 大阪 My Love 2.Fair 〜 HEART BEAT 3.ロングラン 4.風のモント 5.冷たい夜に抱きしめて 6.星の旅 7.若葉が萌える頃 8.少年の樹 9.人の森を旅する道 10.歌のある星に生まれて 11.３６５日 12.青春の踏切で 13.一億の夜を越えて 14.風は知っている
アンコール
1.ウエンズディ 2.青空のパレード
ダブルアンコール
1.２５歳の冬に 2.HEART 3.しょうよう歌