あんべさんと笑福亭鶴瓶さんのユニット「べべの会」、記念すべき第1回公演でした。
ポスターには「笑福亭鶴瓶“かたり” あんべ光俊“うたう”」と書いてあり、いったいどんな公演になるんだろうと思っていましたが、そのまんまでした(笑)。
打合せなしで鶴瓶さんが思いつくままに語り、あんべさんが鶴瓶さんのトークの内容に合わせてその場で選曲して唄い、ときどき鶴瓶さんのトークにもあんべさんが参加するという形式だったので、レポートするのが難しいです(苦笑)。
「プロローグ 遠き風の声〜歌のある星に生まれて」が流れる中、ネクタイ姿の二人が登場。あんべさんはギターを抱えてました。「ギフト」のカラオケが流れ、1コーラスめはあんべさんが弾き語り、その後2コーラスめの歌詞をアレンジした詩を鶴瓶さんが朗読。最後にあんべさんが唄って締めました。打合せがあったのは最初と最後の曲だけだったようです。
その後、鶴瓶さんの「今日はごっつい緊張してる。実は嫁が来てる」という話から、鶴瓶さんと奥さんとのなれそめの話へ。その昔、鶴瓶さんと奥さんが『あのねのね』のメンバーでヤマハのライト・ミュージック・コンテストに出場したことがあるというのは知りませんでした。結婚する前から一緒に住んでいたという話からあんべさんが選んだのは「三年目の決心」でした。1コーラスしか聴けなかったのが残念でした…。
そして鶴瓶さんが借金までして初めて奥さんにプレゼントした指輪の話から「星の旅」。他には阪神大震災の話や東海ラジオの深夜番組の話など、面白い話がたくさん聴けましたがとても全部は書き切れません。
その中でも一番印象に残っているのは「あんべという男は怠け者だ」という鶴瓶さんの言葉です(笑)。鶴瓶さんの知り合いのミュージシャンは働き者と怠け者にきれいに分かれて、さだまさしさんと松山千春さん以外はみんな怠け者だということでした。
今回は「思えば遠くへ来たもんだ(海援隊)」「生きてりゃいいさ(河島英五)」といった他人の曲も演奏され、「生きてりゃいいさ」だけ二人のデュエットでした。また「ギフト」と「世界の窓へクリスマス」だけがカラオケ、それ以外はギター一本の弾き語りでした。
是非第2回もやろうという二人の言葉でしたが、次回からは「べべの会」の名称が変わりそうです。あんべさんの話によると『新潟の女性が泣きながら事務所に電話をしてきて「あの名前はやめて下さい」』という抗議があったとか。なんでも新潟では×××な意味があるそうです。
演奏曲目
1.ギフト
2.三年目の決心
3.星の旅
4.青春の踏切で
5.冷たい夜に抱きしめて
6.Help 誰かがこの街で
7.大きな河のほとりで
8.少年の樹
9.野生の馬(ブレッド&バター)
10.思えば遠くへ来たもんだ(海援隊)
11.大和めぐり
12.イーハトーヴの風
13.生きてりゃいいさ(河島英五)
アンコール
1.世界の窓へクリスマス