久しぶりの「人の森を旅する道」でした。一昨年に3回やって赤字を出した(あんべさん談)この企画、岩手の銘酒を特別共同協賛につけての第4回でした。
定刻より10分遅れでスタート、岩手の風景がモニターに映しだされ「イーハトーブの風」がインストで流れました。そして、あんべさんとキーボードの玉麻さん登場。
4曲唄ったところで、「人の森を旅する道」恒例のゲストコーナー。今回のゲストは馬場勝彦さんという、盛岡でリサイクルや福祉活動をされている方でした。感動的なお話をたくさん聞くことができましたが、私の言葉ではうまく伝えられることができそうにありません。馬場さん自身、腎臓を悪くされていて障害者1級の手帳を持っているそうです。「馬場さんが盛岡に日帰りできるように」と、今回の開演時刻(14時30分)も設定されたようです。馬場さんとのトークの途中で「夜のしずく」、雰囲気にぴったりの選曲でした。
ゲストコーナーの後はライブでお馴染みの曲が続きました。Bメロの「パン、パパン」という客席の手拍子があんべさんお気に入りの「ウエンズディ」、そして「一億の夜を越えて」は歌詞の一部を唄わない「遠き風の声」バージョンでした。
アンコールでは再度馬場さんを呼んで「父母の夏」を唄うあんべさん。「夜のしずく」「父母の夏」といった暖かい歌が、馬場さんの人柄に本当に合っていました。