9月26日、名曲「遠野物語」の舞台となった遠野市を訪れ博物館へ行ったところ、隣の遠野市民センターの掲示板に「9/26 あんべ光俊 遠野広華会コンサート」という文字を見つけました。 聞いてみると広華会というのは商店会のようなもので、会員になっているお店で入場整理券を配っているとのこと。さっそく整理券をGetし、無料のライブを満喫しました。

バックはキーボード、ギター＆マンドリン、バイオリン＆ギターの３人で、１時間５０分のライブでした。

入場整理券がいるとはいえ、地元の人なら誰でも無料で聴けるライブだったので客層も親子連れから老夫婦まで老若男女が混じっていました。 開演前に遠野広華会会長(だったと思う)と遠野市長の挨拶がありました。 あんべさんのお父さんは遠野の出身だそうで、「遠野市長の奥さんのお祖父さん」と「あんべさんの曾祖父さん」が兄弟だったそうです。

ライブ中のＭＣでも方言を混じえて家族の話をしたり岩手の民謡を唄ったりと、東京では味わえないライブでした。(方言でジョークを言われ、回りはみんな笑っているのに自分だけ笑えないという、まるで外タレのライブを観ているかのような瞬間もありました)

• 去年のクリスマスの頃、遠野の駅前でライブをやった。「クリスマスの頃に遠野でライブをやってくれないか？」という話がきて、「いいですよ、どこのホールですか？」と訊いたら「できれば駅前でやって欲しいんだけど…」と言われ、「駅前、12月にですか？」とちょっとビビった。案の定、とても寒くてギターを弾く手が凍傷になりそうだった。
• 今年は宮沢賢治生誕百年ということで岩手をはじめ全国で宮沢賢治にちなんだイベントがあった。岩手県知事から「岩手親善大使」という肩書をもらって自分も岩手県内や東京駅でのイベントで唄ってきた。
• 今日は飛行船のキーボードだった小野寺が来てくれたけど何の差し入れも持ってこなかった。普通は花とか酒とか持って来るのに、楽屋で火を借りたときにマッチをもらっただけだ。

終演後の出来事