あんべ光俊,鈴木康博,細坪基佳という出演者だったので出演順はどうなるんだろうと思っていたら,トップバッターがあんべさん,次に鈴木さんと細坪さんがセットでの出演でした。昨年からこの2人は一緒にコンサートをやることが多いとのこと。不勉強な私です。
「プロローグ 遠き風の声〜歌のある星に生まれて」が流れる中,あんべさんとサポートメンバーの竹田元さん(Kb & Gt)が登場。松尾さんや大間さんもいれば,Yassさんもいることですしなかなか面白いことになりそうな気もしましたが,もしそーなるとこのライブの趣旨が変わってしまったでしょうね。
「星の旅」では最後の「ラ〜ララ〜」を唄わない客席に「唄っていいよ」とあんべさん。あんべさん単独のライブでは自然発生する客席コーラスが起こらないのもジョイントライブならではですね(^^;)。この後,お客さんだけに唄ってもらおうとあんべさんが伴奏に専念したらお客さんも唄うのを止めてしまい,苦笑しながらもう一度唄い出したあんべさん,いつもと勝手が違うのもジョイントライブならではですね(^^;;;)。
「ギフト」「星の旅」を続けて唄った後,最初のMC。デビューして25年経ったという話から,「つぼ(細坪さん)は27年,Yassさんは…」と何故か言葉を濁すあんべさん。バイトで貯めたお金をつぎこみ,高田馬場のBIG BOXというスタジオで初めて行ったレコーディングは,わずか5時間でA面B面を録音したそうです。採用されたヴォーカルトラックは歌詞を間違えていた,というのは有名な話ですが私は実際の音源は聞いたことがありませんでした。
なんと今回のアルバム「JALANの風」にボーナストラックとして収録されていますので,聞いたことのない方は是非。
この生まれて初めてのレコーディングの話のあと,ようやく今日(9/6)発売のアルバム「JALANの風」の話題へ。宮古のスタジオに一ヶ月ぐらいこもり,このライブまで二ヶ月ぐらい家に帰っていないとのことで,この日も「足が地上から10センチぐらい浮いている感じ」だったそうです。ここ数日,アルバム発売を祝う祝電がたくさん届いたそうで「普通,アルバムを出しても祝電はもらわないよな。(自分が)アルバムを出すというのが(回りの人から見て)よほどのことなのかな」と苦笑するあんべさん。
そして会場が六本木ということで,坂本九さんに松尾さんと連れて行ってもらった焼き鳥屋の話,今でも九さんのファンの人気投票でベスト10に入っているという話,そして今回のアルバムではイルカさんとデュエットしたという話から,「夜のしずく」へ。
ここで「あんべは他の人に対して感謝の気持ちが足りない」「気持ちだけじゃなく言葉にしないと駄目だ」と飛行船のメンバー(東京出身の人らしいです ^^;)に怒られたことがある,というMC。「今まで自分を支えてくれた人たちや唄への想いを唄った」という「今あるすべて」が初披露されました。(Newアルバム「JALANの風」にも収録されています)
「風のモント」のあと,最後のMC。
昔は地方へ行っても,駅とコンサート会場とホテルしか知らなかった。そういうのが嫌になって,この14〜15年,いろいろな土地でいろいろな人たちと交流をしてきた。これからもそんな「唄の旅」を続けて行きたい。という内容でした。(かなりはしょってますが)
「一億の夜を越えて」はYassさんのヴォーカルがメインでした。(それにしては,キーが低めだったような気が…)
アンコール終了後,終演のアナウンスが流れても拍手は鳴りやまず,予定外のダブル・アンコール!「もう練習してる曲がない」けど「3人とも唄える曲」ということで「でももう花はいらない」でした。これは貴重でしたね。
これもカットしないで下さい>フジテレビのスタッフ様(^^;
Yassさん,細坪さんのコーナーの中で,こんな細坪さんのMCがありました。
あんべ君の前のアルバムに「Special thanks to」で僕の名前が載ってるんですけど,何もしてないんですよ。ちょうどそのころ同じスタジオでレコーディングしていたんですが,僕はちゃっちゃっとやる方なんで予定より一日早くレコーディングが終わったんです。でもあんべ君はちゃっちゃっ(とやる方)じゃないんで,かなり日程が詰まってたんです。そんなときにスタジオのスケジュールを見たら,一日空いてたんで「何で空いてるんだ?」と調べたら僕がキャンセルした分だったんです。彼は律義なんで「つぼ,ありがとう。おかげでレコーディングが一日多くできたよ」とわざわざ電話をかけてきてくれて,その時に「これは,Special thanks to だな」と僕が言ったんです。
演奏曲目
1.ギフト 2.星の旅 3.夜のしずく 4.今あるすべて 5.風のモント 6.JALANの風
アンコール(鈴木康博さん,細坪基佳さんと)
1.歌のある星に生まれて 2.夢のかけら 3.一億の夜を越えて
ダブルアンコール(鈴木康博さん,細坪基佳さんと)
1.でももう花はいらない