嫌な予感は、第1部のdosのコンサートの時点でありました。ロープ隊(便宜上そう呼びます)のリーダーらしき人物は、開演前から細かい注意をメンバーに与えていました。コンサートが始まってもそれは続き、(はたで見ていてどんな指示が必要なのか全く見当もつかない状況でさえ)声や身振りで細かく指示を出し続け、声が届かないとみるや相手のところまでちょこまかと左右に動き回り、最前列で見ていた私たちには目障りこの上ない存在でした。
第1部のdosのステージが終わり第2部が始まる前に、ロープが客席寄りに何故か数十cm移動しました。 第2部が始まり、最初は何も問題はありませんでした。観客が飛ぼうが跳ねようが何の注意もありませんでした。体がロープに触れるぐらい前に出るとロープでぐいぐい押されるだけで。 コンサートが進み、だんだんロープの圧力が強くなってきました。かかとが自分の椅子の足に当たるぐらいロープで押されました。通路にはみ出していた人は突き飛ばされるように押し込められ、一つ間違えば将棋倒しになるところでした。そんな中、飛び跳ねて体が宙に浮いている瞬間、いきなり足を掴まれました。危うく転びそうになりながら着地して足下を見ると、青いジャンパーを着て眼鏡をかけたロープ隊員が私の足を掴んだことがわかりました。自分の位置を確認すると、ロープは目の前はるか数十cmのところにあり、なんで足を掴まれたのか全く理解できませんでした。バランスを崩して転んでも不思議ではない状況だったのでよっぽど文句を言おうかと思いましたが、目の前では久宝さんが唄っていますし喧嘩になってもマズイのでその場は無視しました。
やがて左隣の人(身長165cmぐらい)が隊員に何か言われたようで「何で俺だけに言うんだ、みんなやってるじゃないか」という声が聞こえました。
「何を言われたんだろう」と思いながらその後も同じようにノッていると、また足に何か触れました。さっきとは違う隊員が、手を伸ばしていました。今度は足を掴むような危険な人物ではなかったので、顔を寄せて聞いてみるとすまなそうに「ジャンプ禁止なんです」と一言。「おいおい、そんなこと聞いてないよ」と思いながらもすぐ隣にはロープ隊長がいたので「争うのは損」と自分に言い聞かせ、足のつま先は床につけたまま、かかとでリズムをとることにしました。私の右隣の人(身長185cm)は相変わらず飛び跳ねていましたが、何の注意もされていませんでした。(結局、右隣の人が注意を受けたのは本当に最後の頃でした)
また、これらの注意はロープのところにいる人たちが行っていたので、ロープから遠い(3列めより後ろの)人たちはいくら飛び跳ねても何の注意もされませんでした。
その後、また足に触れてくる人がいました。つま先は床についているのにです。下を見ると、犯人はロープ隊長でした。彼にとっては、かかとが浮いていればジャンプなんでしょうか?
そんなこんなで非常に不快な気分のままライブは終了しました。せめて一言いっておこうと思い、最初に私の足をつかんだ青ジャンパー&眼鏡の男に、(怒りを抑えて苦笑交じりに)「仕事なのはわかりますけど、ジャンプして身体が宙に浮いているときに足をつかむのは危ないですよ。下手すると怪我人が出ますよ」と言いました。するとこの男は(お前が跳ぶからだろ)と言わんばかりにムッとして、そっぽを向いたまま「タイミングですから」と言いました。やれやれ、きっと彼は自分のせいで観客が怪我をしても「タイミングが悪かっただけだ」で済ますのでしょう。果たしてこれが警備なんでしょうか?この後は興奮して何を言ったかよく覚えていませんが、相手の言い分としては「会場となった蔦友館アリーナは800人ぐらいがジャンプできるようになっていない」ということでした。
ライブ終了後、3年前の帝京大学園祭・谷村有美ライブに参加した知人に聞いたところ、3年前はジャンプしても何も注意されなかったそうです。
というわけでいくつかの疑問が残ります。
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最後に、
このページは帝京大学全体を批判するものではありません。深夜に駐車場を案内して下さった守衛の方々をはじめ、帝京大学にはとても親切で好感の持てる方々が大勢いらっしゃいました。ここで問題にしているのは学園祭ライブにおける警備(あれを警備とは呼びたくありませんが)の体制です。誤解なきよう、お願いいたします。